オイシイ仕事ツライ仕事>子供を持ちながら働くのに最高だった病院
【子供を持ちながら働くのに最高だった病院】
就職と同時に結婚して、ちょっと先輩の皆さんに疎まれながらも
就職した年に子供まで授かりました。
大学病院と言うこともあって、看護師さんのお子さん達の為に
併設の保育所がありました。
法定で定められている、産後休暇の8週間を経過した次の日から預ける事が出来、
いわゆる「慣らし保育」と言われる、短い時間だけ預かって貰う保育期間も
一般の保育園よりもかなり短縮されていました。
共働きの女性にとって、子供を育てながら働く為に不可欠な保育園が
初めから併設されているのは大きな利点でした。
この保育園の存在があったからこそ、子供も早く産めたと言えます。
産後休暇をきっちり8週間しか取らない事に関して、
やはり後ろめたさの様なものはありました。
未だに3歳児神話を唱える人もいましたから。
しかし職場は人手不足でしたし、一番後輩で一番早く結婚して子供を産んだ為に、
人より頑張るしかありませんでした。
もちろん妊娠中の妊婦健診も検査室と同じ階の産婦人科で仕事の合間に行く事が出来、
婦人科の診察の際に上手く男女が分からないと、空いた時間に生理機能の先輩に、
もっと詳しく超音波で時間をかけて見て貰ったり出来ました。
私はつわりがとても酷かったのですが、気分が悪くて戻す為に
検査室とトイレを往復する日々の時も、点滴をぶら下げながら仕事をしました。
自分の家に居るより仕事場に来ていた方が何かと安心なのも、おかしな話です。
ちょっと具合が悪いと産婦人科に駆け込んで、
処置して貰いながら仕事をしました。
こう言った優遇措置は、いわゆる医療従事者の役得でもある訳ですが、
それ以上に慢性的に人手不足であり、意外に医療の現場は重労働でもある事
の証明でもあります。
|