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【やはり工業の町らしく電化製品工場の日雇いバイト】
何だかんだ言っても、地元は工業関係の町らしく電化製品の工場の
バイトの求人が多いです。
最後まで日雇いで人を雇ってくれたのはこの工場のバイトでした。
朝駅に集合すると、20人位の人数が居て、
点呼の後皆で工場まで歩いていきます。
工場の中で更に2手に分かれて、クッキングヒーター部門と
洗濯機部門に分かれます。
私は、この工場勤務の時はずっと洗濯機部門でした。
ちょっとクッキングヒーター部門が羨ましかったです、何となくですが。
さて、実際の工場の中では、洗濯機のラインに沿って、
沢山の人が作業をしています。
ドキドキして何処に連れて行かされるのだろうと思ったら、
洗濯機の検査部門。
「検査技師」って言ってないのにな〜。
多分2人掛かりで担当する検査箇所なんですよ、配属先は!
先ず、脱水が上手く行っているかどうか検査してから、
隣の囲いの中で漏電試験をするのです。
みんな1メートル間隔で仕事しているのに、
私のエリアは優に4メートルあるんです。
「何かの陰謀に違いない…」必死で脱水の検査して、
手だけじゃ進まないので足の腿で洗濯機を押して漏電検査に掛けて、
合格なら検印押して、また脱水検査の繰り返し。
太腿はあざだらけでした。
物凄い勢いで押し寄せて来るんですよ、洗濯機が!
負けじと一生懸命格闘していたせいで、ここの係りが任命されてしまった様で、
毎回ここでした(泣)
次の日同じ様にクッキングヒーター部門には名前を呼ばれず、
一度洗濯機の裏にスポンジのクッションを貼る簡単そうな所に行って、
説明を聞いて仕事を始めたら、何故か背中を叩かれ、例の検査部署に……。
隣の人は「何時入ったの?」とすっかり本物の派遣さんと思っていたみたいです。
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