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【どうしても越えられなかった保育園の限界】
こうして、様々な面で病院勤務だったお陰で優遇されて、
子供の病気や自分の病気の時に便利だった訳ですが、
子供が満2歳になると、通常の平日と隔週の土曜日の勤務以外の、
夜間の当直勤務にまた復帰しなければいけません。
この時間帯は併設の保育園はやっていなかった訳です。
病院によっては、ちゃんと24時間制の保育園を併設している所も沢山ありますが、
生憎私の勤務していた病院は違ったのです。
上の子が2歳になる前に下の子を妊娠したので、
私の場合若干期間は延長されたのですが……。
保育園のやっていない日曜日・祝日に勤務する事もありましたが、
当直は朝通常の時間に勤務を開始して、
そのまま夕方の勤務終了時間から次の朝の勤務開始の時間までの
長時間勤務の為、私が留守にするには長過ぎるのです。
ここでもう、打つ手が無くなりました。
若くして結婚したゆえか、旦那も同い年でしたし、
育児に関してはほとんど無関心でした。
旦那側の両親もあまり私の家庭の事に対して手を出すタイプでは無かったのです。
保育園は併設の保育園から、市の運営する延長保育のある保育園に、
2人とも入り直していましたが、
無認可の高額の保育園に当直の時だけ預ける訳にも行かず、
大変悩んだ末に退職を余儀なくされました。
こういった保育園の待機児童の問題や、
保育料が働きに対して割に合わない程高額であるとか、
女性が子供を産む環境が整わないと少子化の問題は加速する一方でしょう。
もうちょっと家族の協力があれば辞めずに済んだ病院勤務ですが、
かなり恵まれた環境だった事に間違いはありません。
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