オイシイ仕事ツライ仕事>介護の現場の予想以上にハードな勤務の果てに……
【介護の現場の予想以上にハードな勤務の果てに……】
こうしてひたすらオムツ交換をしていて、手際が悪いので全員交換し終わる頃には
また最初の人のオムツ交換の時間になってしまうのです。
一体何人のオムツを交換したのか定かではありませんが、1人で黙々とオムツを
交換していました。
否、入居者さんにはちゃんと話しかけていましたね。
意識のちゃんとある人に、「お姉ちゃんは何でこの仕事を選んだの?
あたしだったら、こんな仕事は絶対に嫌だね〜」と言われたのが、
妙に印象に残っています。
勤務して始めて質問の意味が分かりました。
理事長が面接で聞いた「身長と体重」では、大の大人の体位変換を一人で何人も
行うのは所詮無理だったのですね。
テコの原理を利用して上手く体位変換する方法などをコーチしてくれる
人材はおらず、1日目で既に帰宅して玄関先で倒れ込み動けなくなりました。
逆に子供に心配されました。
無理しながら何とか3日間勤務しましたが、腰はもう物凄い激痛で、痛み止めを
飲みながらやっと勤務して、3日目の日帰宅するとやはり糸が切れた様に
玄関先で倒れとうとう起き上がれなくなりました。
もう、本当に限界でした。
介護の現場が此処までハードだとは正直知りませんでした。
後からホームヘルパー2級の資格も取って、介護の実習にも行ったのですが、
介護の知識があれば少しはオムツ交換も楽に出来たとは思いますが、
たまたま勤務した施設が新設で人手不足だった事も大きかったです。
この頃から私は過労からか精神的にも病んで行きます。
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