オイシイ仕事ツライ仕事>同じ医療に関係する介護の助手はどうだろうか?
【同じ医療に関係する介護の助手はどうだろうか?】
全くの畑違いの仕事を2つ経験して、心も身体も疲れ切っていた私は、
やっぱり医療系の仕事が性に合っているんだと実感しました。
そして、医療系の求人を探しているうちに、当時開設したばかりの老人ホームが
近所にあったので、無資格でも構わないと言うことなので面接に行きました。
かなりの応募数があったみたいで、筆記試験まである本格的な面接でした。
理事長が盲目の方で、付添い人が言葉添えする形の面接で、質問事項は
「身長と体重を教えて下さい」と言うものでした。
自分の身長と体重を言うと、「細身だな〜、勤まるか?」の問いに、
「医療の現場で検査技師は実際に患者さんに触れる機会が少なかったから、
今度は人と触れ合う仕事がしたいんです」と熱意を伝えました。
結果は直ぐ来て下さいとの事でした。
印象的な面接だったので、今でも良く覚えています。
今度はジャージがユニフォームで、1日目の朝礼で自己紹介の後
いきなりオムツ交換でした。
施設の案内で1日目は終わるのではないか、
などと甘く考えていた私は正直驚きました。
ほとんど指導する人も居ない様な物凄い人手不足で、
ろくに教えられる事も無く
いきなりの一人でのオムツ交換に戸惑うばかり。
後から後からオムツを変えて行くのですが、
介護の現場の実習はさすがに検査技師では知識が足らず、
力任せに体位変換をして、すぐさま腰を痛めてしまいました。
男の人で身長が180センチ以上ある人がいて、どうにもこうにも持ち上げられずに
先輩を呼ぼうにも何処にもスタッフが居ない有り様でした。
仕方無く渾身の力を込めて、何とかかんとか体位変換して、オムツ交換しました。
病院に勤めていた事を知っていて、みんな安心していたのかも知れません。
こういう面では、かえって経歴があだになりますね。
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