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【精神障害と告知して採用された研究助手】
日雇いのアルバイトが無くなってしまってから、無理が無く、
精神障害である事を理解して貰って長く働ける職場は無いかと
ずっと探していました。
ある民間の研究所で、週に3日だけの研究補助の仕事の募集がありました。
派遣会社からの派遣社員としての求人だったのですが、
幸いにも短いながらも電子顕微鏡のSEMの経験や、
クリーンルームでのいろいろな機器の検査経験が
ある事を評価されて、勤務出来る事になりました。
本当に嬉しかったですね。
この研究所は、環境的にとてもゆったりしたムードで、
焦って研究するよりも、じっくりきちんと検査データを出して欲しい
と言う事で、時間を持て余す位時間にゆとりがありました。
検査機器は温まるまで半日位放って置かなきゃいけないものも多く、
その間初めのうちはやる事が無くて、時間泥棒している様な気分でした。
時間があるから沢山友達も出来ましたし、直接指示してくれる研究員さんも、
大学院卒なのに今まで経験した様な高飛車な感じの人が少なかったです。
実験データのパソコンによる処理なんかも、
この研究所でかなり親切に指導して貰いました。
具合が悪くなって、急に沈み込んでしまったりしても、
「無理しないで良い」と優しく、
思わずその研究員さんを好きになってしまった程です。
研究員さんには彼女が居ましたが、出勤日は、
その研究員さんに会うのを楽しみに前の晩興奮して眠れない位でした。
しかし、派遣会社は初めに「長期安定」と言っていましたが、
初めから予算のある半年だけの勤務だったらしく、
突然の勤務延長無しの通達に唖然としました。
本当に今までで最高の職場だっただけに落胆は大きかったです。
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