オイシイ仕事ツライ仕事>こうなったら本業の技師の仕事に再就職しよう
【こうなったら本業の技師の仕事に再就職しよう】
こうしてあちこち転職するうちに、やっぱり本来の臨床検査技師の仕事に
勝るものは無いと悟りました。
技師同士なら会話のレベルや習って来た事も、学校は違っても大体同じです。
今度は、臨床検査技師に的を絞って転職活動する事にしました。
しかし度重なる転職でかなり心身両面ともに疲労していた私は、
正社員ではなくパート・アルバイトで探そうと思いました。
子育てと仕事でかなり疲れていて、前は直ぐ眠ってしまったのに、
不眠に悩まされる様になっていました。
幸いにも病理の検査センターで、
電車で北の方面に向かったところに求人がありました。
都心部に満員電車で通っていたのとは打って変わって、
空いている車内では殆ど毎日座る事が出来て、
駅までの自転車での疲れも取れました。
降りた駅から職場までは歩いて20分以上あるのですが、
それほど気にならない距離でした。
仕事そのものも、アルバイトと言う立場なので補佐的な仕事が主で、
都心の病理の検査センターとは比較にならない位楽な仕事でした。
都心部の方はやはりアルバイトでしたが、癌細胞を観察する為の細胞診の
標本作りが主だったので、こちらでやっている組織診
(細胞では無く病気の組織の標本)の手伝いの方がかなり簡単なのです。
細胞診を先に経験したからそう思えるわけで、
過去の経験はやはり活きています。
病理検査は学生時代から現場を見てきた訳で、
病院じゃないから解剖はありませんが、好きな仕事でそれ程負担も無く
続けられそうだったので、ここなら大丈夫だろうと思いました。
同世代か年下の子が多かったのですが、病理の経験はそれ程無くても
技師の先輩としてみてくれるのですね。
人間関係も悪く無いし、最高でした。
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