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【医療系の検査から化学系の分析へのキャリアアップ】
私の地元は工業都市なんです。
地元の田舎に戻って来てから、以前の様に製薬関係や生物系の研究所が無い為に、
一か八かで分析関係をしていた事を売りにして、
化学工業系の工場の中の研究開発部門の派遣の仕事の面接に行きました。
いろいろな分析をして来た経験を重視されて、無事フルタイムの派遣社員として
就業し、残業もこなしました。
分析と言っても、相手は動物や血液や細胞では無くて金属やプラスチック樹脂です。
顕微鏡もSEMと言う機械で、樹脂の表面などを観察して
製品開発の補助的な仕事をしました。
かなり信頼されて仕事を一人で任される事も多くなり、
クリーンルームやイエロールームと言う特別埃に配慮した
部屋での実験的な作業も多くありました。
金属の上を覆うフィルムの開発でしたが、化学的な実験や、分析機械も初めて
扱うものが殆どでしたが、仕事自体も人間関係も良好でした。
仕事が面白く任される部分も多かった事から、テンションも上がって、
毎日仕事に行くのが楽しかったです。
あっという間に2ヶ月程が過ぎた時、
突然ぱったり身体が動かなくなってしまいました。
私は、単なるうつ病ではなく「躁うつ病」だったのです。
躁の時に転職して、職場の環境変化で無理をして自然にハイテンションになって、
ある日を境にぱったり急激にうつになって、布団から出られなくなるのです。
まだその時ははっきりと「躁うつ病」の診断は下されていませんでしたが、
2ヶ月働いて、その後は半年程度殆ど寝たきりで動けない状態でした。
辞める時も荷物を取りに行けずに、ダンボールで送って貰う有り様でした。
この先どうなるのか不安でしたね。
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